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山口旅行

 土日に山口県に旅行に行ってきました。あっちこっちレンタカーで名所を回るようなものじゃなくて、行きたいところだけ電車とバスで回るのんびりした旅でしたが。でもおかげで不測の事態にも対応できてよかったです。こんなに遠出したのは初めてだったので、よい経験になりました。
 一日目は中原中也記念館、宿は旅館に泊まり、二日目は秋芳洞に行きました。写真と一緒に振り返りたいと思います。
 5時間近くをかけて静岡から山口へ。途中天気が悪かったですが、西へ向かうにつれて晴れてきて安心しました。山口の空気は暖かく湿っていて、まるで季節を少し戻ったかのような感覚でした。新山口駅は掛川駅のような広々とした駅で、緑の壁もあったりして綺麗なところでした。在来線の改札はICカードは使えないしなんと自動ですらないもので驚きました。身延線を思い出しました。電車も一時間に一本くらいで、車体は古く、ドアはボタンを押して開けるスタイル、なんと車内の天井では扇風機が回っていました。いえ、決して馬鹿にしているわけではありません。田舎に来たなぁという実感が湧いてとてもよかったです。

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 湯田温泉駅で降り、最初の目的地、中原中也記念館に向かいます。温泉街を歩いていて突如現れた現代的な建築、そこが中也記念館でした。14時からのプロムナードトークはすでに始まっており、途中参加をしました。トークで話された内容は知ってることも多かったのですが、実際の原稿や発行物を見ながら、文章を紹介されながらの解説はより理解を深めてくれて、とてもよかったです。シュルレアリスムの詩の鑑賞の仕方というものが今ひとつわからなくて、私自身は「ひとつひとつの行の意味は繋がらなくても、全体を読みとおした後に残る味わいにエモさを覚える」という姿勢で読んでいたのですが、トークによるとその読み方で合っていたらしく安心しました。トークの後はゆっくりと常設の展示や企画展を見ました。好きな作家の直筆の文章、写真で表紙しか見たことのなかった本の実物、詩集には載らないような幼少期の作文や手紙などを生で見られて、じわじわと喜びがこみあげました。中也の字は万年筆らしい筆跡で、太宰よりは上手で、なんとなく、私の字に似ているような気がしました。私は中也の詩のダダイズムな側面より、酒飲みのニートにしか書けないような怠惰と諦観から出た言葉が好きなのですが、やっぱりそこは彼の記念館なので、ここでは「夭折の天才」的な紹介のされ方をしていて(まぁ酒飲みという素性は滲み出ているのですが)、せやな…と思いました(語彙不足)。同行者が「中也すごいイケメンだね」と言っていて、ちょっと嬉しかったです。展示では少なくはない部分を太宰の生涯にも割いていて、それほど熱心には読んでいない作家でしたが、もっとよく読んでみようかなという気になりました。途中には文ストのコラボイラストも展示されていましたが、それらしいファンの方はほんの数人しか目にせず、記念館内は落ち着いた雰囲気でした。展示の終わりには中也の最後の詩が飾られており、しばらくパネルの前に立って眺めました。
 お土産に、普段使いもできそうなトートバックと中也が使っていたノートを模したノートを買いました。

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 記念館を出た後、その通りを挟んですぐ正面の狐の足あとという建物に入りました。ここは足湯カフェと呼ぶのでしょうか、カフェと足湯が併設した場所で(寸又峡にもありましたね、よくあるのでしょうか)、記念館の半券を見せると足湯料金が半額になりました。中也のイラストが描かれたラテを飲みながら、緑の中の足湯にゆっくりつかりました。カフェの一角には中也のコスをして書斎風のセットで写真をとれるスペースがあり、もちろん写真を撮りました。ちょっと恥ずかしかったけれど、興奮しました。ランボーのコスをする中也のコスをする私…。

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 今晩泊まる旅館は歩いてすぐのところにありました。中也が結婚式を挙げたという由緒ある旅館。部屋には中也の詩集が置いてありました。内装は古めでしたが、サービスは行き届いており、のんびりした雰囲気の場所で落ち着けました。夕食までの間浴衣の着付けを練習して過ごしました。

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 夕食は魚メインの和食を頂きました。とても美味しかったです。案の定量が多かったり食べなれないものがあったので残してしまいましたが、満足しました。綺麗に盛り付けられて豪華だったのに写真を撮るのを忘れたのが惜しい…。仲居さんがよく目を配ってくれてよかったのですが、逆にちょっとばたばたした印象を受けてしまったな…。気を遣わせてしまっている、みたいな実感…。セルフサービスに慣れていると、他人にやってもらうっていうの、そわそわしてしまいますね。
 お風呂は源泉かけ流し貸し切り露天風呂でした。足を伸ばせるお風呂ってそれだけで気持ちいいんですね。旅館にしてよかったなぁと思った瞬間でした。
 翌朝はちょっと早めにチェックアウトして駅へ。隣の駅まで向かい、二日目の目的地、秋芳洞へのバスに乗ります。山口、道が広くて交通マナーもよくて、車社会でもよいところだなぁと思いました。秋芳洞バスターミナルから秋芳洞までの道中には、主に天然石を使ったアクセサリーの土産物屋が多く、活気があってみているだけで楽しめました。土産物屋が並ぶ通りから秋芳洞のチケット売り場に入ったとたん急に空気が変わって、涼しいを通り越して肌寒いくらいの大気に鳥肌が立ちました。鍾乳洞から溢れた空気なのでしょうか。その先に進むと、緑の中を澄んだ川が流れ、日本の自然らしい景色が広がっていました。鍾乳洞の入り口は岩にできた大きな裂け目のようで、その奥は真っ暗で少し怖かったです。秋芳洞に入るとさらに気温は低く、予想以上に暗く、足元に注意しながら歩きました。中は鍾乳洞とは思えないくらい広くて、まるで洞窟のようでした。ロードオブザリングのドワーフの王国を思い出しました。最低限の照明に照らされた洞内は、かえって効果的に天然の造形の姿を魅せられていました。観光客の話声と自動音声、水の流れる音以外は一切のノイズのない静かな空間で、人間が入ることがなければ本当に世界の暗黒の領域が生き残るような場所なのだろうということをうかがわせられました。歩いても歩いても途切れることがなく、ひとつひとつが独特な鍾乳石や石柱を見ることができ、とてもよかったです。大自然の神秘や偉大さに触れた貴重な体験でした。

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 帰りはパワーストーンアクセサリーの店と普通の土産物屋に寄りました。パワーストーンは「綺麗だけれど趣味が合わんし、効能が水素水みたいだなぁ」とかつまらないことを考えて、何も買いませんでした。土産物は家族にふぐ茶漬けを買いました。山口ですし。
 余裕をもってバスに乗り、新山口駅へ。そこで遅めの昼食をとり、帰りの新幹線に乗りました。
 自分で計画した旅としてはもっとも遠出となった旅でしたが、道中大きなトラブルはなく、一つ一つの場所をじっくり観光することができました。とても楽しく、幸せでした。また山口に行く機会があれば、ぜひ中也記念館でそのときの展示を見たいと思います。付き合ってくれた友人に感謝! またどこか行きましょう。
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8月に読んだ本

2016年8月の読書メーター
読んだ本の数:5冊
読んだページ数:883ページ
ナイス数:0ナイス

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 全然読めてない~今後は現代文の勉強を兼ねて新書とか古典読むことにします。

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